山形鉄道 ローカルレトロな駅舎~西大塚駅・羽前成田駅

山形県南陽市の赤湯駅から、長井市を経由して白鷹町の荒砥駅に至る、
全長30.5kmの山形鉄道

大正12年に全線開業。昭和62年に国鉄からJR東日本へ引き継がれた
長井線ですが、昭和63年に第3セクター鉄道へ転換し現在に至ります。
本来は、荒砥から北へ延伸し、左沢(あてらざわ)線の左沢と繋がる予定
でしたが、実現しませんでした。

2004年に公開された映画「スウィングガールズ」は、沿線でロケが行わ
れ、山形鉄道も登場し有名になりました。

山形鉄道西大塚駅1 YR-880形

沿線に花の名所が多いことから「フラワー長井線」という名称が付けられ
ており、名称通り沿線には桜の名所も点在しております。
「置賜さくら回廊」としてPRされている置賜地方の桜を、4月下旬のGWに
見に行って来ました(^^)

ですが、今は梅雨の最中で、とても桜を見る雰囲気でも無いと思いまして・・・
桜の様子は来春に紹介しようと思います^^;;;
ですので・・・今回は、大正時代から使われ続けている山形鉄道のレトロな
駅をご紹介致します。


~西大塚駅~

山形鉄道西大塚駅2駅舎

大正3年に開業した「西大塚駅」。
部分的に改良はしていますが、基本的に大正時代から使われ続けている
木造駅舎です。

木板の壁、木枠の窓に煙突まで。。。レトロな佇まいです。


山形鉄道西大塚駅3駅舎

ホーム側から見た駅舎。
屋根を良く見ると、トタンの模様が半分から異なっていて、妙に味のある建物
です。何故こうなっているのか・・・経緯や理由は分かりません。

ホームも、下部の石積みと上部のコンクリートで見た目が異なります。
最初は軽便鉄道で開通し(石積み)、その後コンクリート部分をかさ上げしたと
思われます。


山形鉄道西大塚駅4駅名標

満開の桜をバックに、西大塚駅の駅名標です。


山形鉄道西大塚駅5ツアー客

こんな田舎の駅に、ツアー旅行のバスがやって来て・・・
沢山の旅行者が駅へ入って行きます^^;
最近は、こうしたローカル鉄道も絶好の旅行ネタになっている様です。
今では珍しくなった木造駅舎を、皆さん写真撮っていました。


山形鉄道西大塚駅6列車到着

駅に列車がやって来ました。
関東から来たツアー客は、列車に乗車し次の桜の名所までローカル線を体験
との事でした。
経営が厳しいローカル鉄道にとって、団体客はきっと有難いお客様ですね^^




~羽前成田駅~

山形鉄道羽前成田駅1駅舎

大正11年に開業した「羽前大塚駅」。
こちらも昔懐かしい佇まいで、小さい駅ながら存在感があります。

以前の改良で、外壁がトタンに、窓がアルミサッシになりましたが、再度リフォーム
され、板敷の壁に木枠の窓に復元されて、大正時代の面影が戻りました。


山形鉄道羽前成田駅2駅舎内

今ではほとんど見られなくなった、出札窓口や手荷物扱い口がそのまま残ってい
ます。
「きっぷうりば」や「手荷物」の表示、上に貼られた「運賃表」は国鉄時代のもので、
鉄道ファン必見の、とても懐かしいアイテムです。


山形鉄道羽前成田駅3駅舎内

待合室には「囲炉裏」が設置されて、ほっこりする空間です(*´∀`*)


山形鉄道羽前成田駅4ホーム

ホームに面する風除室も、木の柱や漆喰の壁が良い雰囲気です。
国鉄時代の駅名標も残され、昭和に戻ったかの様な雰囲気です。


山形鉄道羽前成田駅5ホーム

羽前成田駅の駅前には、桜の木が並んでいて満開となっていました。
静かなローカル駅。。。春の昼下がりの光景です。


山形鉄道羽前成田駅6列車到着

羽前成田駅に列車が到着しました。。。
歳を取って来たせいでしょうか、こうしたローカル鉄道はとても魅力的に感じます。




桜と列車を一緒に撮影したくて、ネットで桜の木がある駅を事前に調べて出掛けま
した。昔ながらの木造駅舎は、山形鉄道内でもほとんど無くなっているのですが、
今回は偶然にも木造駅舎を訪問する事ができ、こうしてご紹介できました。

大正時代から残る駅舎は、当時を知る方は当然懐かしい光景ですし、自分の様な
知らない世代でも懐かしい気持ちになるのは不思議です。
たまには、こうした~昔から走り続ける田舎のローカル線を訪ねるのも、ゆったり
落ち着いた気持ちになれるのでお勧めです(^^)

山形鉄道株式会社 フラワー長井線 公式サイト

☆山形鉄道の起点:南陽市☆赤湯温泉の温泉宿一覧はこちら

山形鉄道も登場する映画「スウィングガールズ」


宮内駅の名物動物「うさぎ駅長もっちぃ」の本もあります。


山形鉄道YR-880形の1/150模型(トミーテック 鉄道コレクション)



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テーマ : 鉄道の旅
ジャンル : 旅行

峠越えの遺構が残る 奥羽本線 板谷駅

山奥にひっそりと存在する、特殊な鉄道駅である板谷(いたや)駅
を訪問して来ましたので、ご紹介致します。

福島県福島市から、奥羽山脈を越えて山形県米沢市へ向かう「板谷峠」。
明治時代に、隣接する「栗子峠」に街道が整備されると道は廃れてしまい
ますが、入れ替わる様に鉄道が開通します。

~過去記事~ 現在の栗子峠の様子はこちら。
 > 国道13号線 早春の栗子峠 走行記


奥羽本線の板谷峠と言えば、鉄道では国内有数の急峻な峠として有名で
す。

約22kmに渡る峠越え区間は、最大33‰(1000mあたり33mの高低差)
の難所で、長野(北陸)新幹線の開通で碓氷峠が廃止された現在、全国JR
の幹線で最も急勾配の峠です。

電車が走るまでは、機関車を連ねて~気動車特急も機関車を連結しないと
登れない、しかも豪雪地帯の難所でした。

そんな難所にある板谷駅へ向かいます。。。。。


奥羽本線板谷駅13国道13号線

福島県福島市から、国道13号線を山形方面へ走り、県境である板谷大橋
を渡り山形県米沢市へ入ります。


奥羽本線板谷駅14国道13号線

板谷大橋を渡ったら、左折して県道154号線へ入ります。
画像の様に、案内標識があるので分かりやすいです。


奥羽本線板谷駅15駅入口

板谷の集落を抜けた先に、板谷駅へ入る歩道があります。
駅入口の案内板は小さいので、見逃し注意です・・・。
手前に、車を駐車できるスペースがあります。


奥羽本線板谷駅1スノーシェード

歩道を降りて行くと、草に覆われた旧線路と、それを覆う大きな建物が出現
します。これは豪雪から線路のポイントを守るスノーシェードです。


奥羽本線板谷駅2スノーシェード

板谷駅へは、このスノーシェードの中を更に歩いて行きます。
スノーシェードの中は、体育館の様に広く、不思議な雰囲気の空間です。


奥羽本線板谷駅3駅舎

スノーシェードを抜け、本線の線路が見えて来ると、板谷駅に到着です。

本線上のスノーシェードの手前に、小さな駅舎があります。
こんな山奥の駅なので利用する人なんかいるのか?という感じなのですが、
駅舎内には予想を反して電車を待つ人が数人いて、ちょっと驚きました^^;


奥羽本線板谷駅4ホーム

スノーシェードの中に、ホームが設置されています。
山奥に、大きな屋根に覆われた空間があるという異様さが新鮮です。


奥羽本線板谷駅5駅名標

板谷駅の駅名標です。小さく「新幹線が通過しますので、ご注意下さい」の
注意書き。人がほとんど住んでいない様な山奥ですが、山形新幹線が通る
のです。

ちなみに、国鉄時代の懐かしい駅名標も掲示されています。

奥羽本線板谷駅6駅名標


奥羽本線板谷駅7駅構内

ホームから福島方面を望むと、真っ直ぐ降りて行く本線から、左へ線路が
曲がって伸びています。
駅へ来る際に歩いて来たルートなのですが、以前
この先に駅があったのです。

最初に紹介した通り、本線の勾配が急なので、線路を分岐させて平らな場
所を作りそこに駅が設置されていたのです。こうした駅をスイッチバック駅
呼びます。

重い客車や貨車を引く蒸気機関車や電気機関車は、急勾配で一度止まると、
再度走り出すのは厳しい事だったのです。

奥羽本線板谷駅8旧駅跡

分岐した線路の先には、使われなくなった旧駅跡がそのまま残っています。
右側の舗装された歩道は、集落から現在の板谷駅へ向かう道路です。


奥羽本線板谷駅9旧駅跡

雑草に覆われていますが、線路やホームが残っています。
今はひっそりとしていますが、かつては隣接するジークライト本社工場・板谷
鉱山の貨物の扱いもあり、賑わったそうです。


奥羽本線板谷駅10旧駅跡

旧駅舎前のホームから本線方面を望みます。
かろうじてホームの舗装は顔を出していますが、線路や奥のホームは雑草に
覆われて姿さえ見えません。

ちなみに、本線と反対側には広い引き込み線が残っているらしいのですが、
森みたいな雑草に覆われて近付く事もできませんでした・・・。


奥羽本線板谷駅11旧駅舎

旧板谷駅の駅舎が残っています。
駅前広場も広く、現在の駅と比べるとかなり立派です。


奥羽本線板谷駅12案内板

旧駅舎の横に、板谷駅の案内図がありました(クリックで拡大できます)。

旧駅が本線から分かれた所にあり、分岐部分にはスノーシェードが設置され
ている事が分かります。ちなみに稼動時には、旧駅と反対側にも分岐があり
ました。旧駅へ出入りする列車がバックする為です。


奥羽本線板谷駅16山形新幹線つばさ

今では、山形新幹線「つばさ」が、ノンストップで通過して行きます。


板谷峠には、板谷駅の様なスイッチバック駅が4駅もあり、こうした遺構は
2009年に経済産業省から「近代化産業遺産」に指定されました。

4駅の中で、一番訪ねやすいのが今回の板谷駅です。
隣には「峠の力餅」で有名な峠駅がありますので、機会があれば訪ねてみた
いです。。。

今は廃墟でも、かつての賑わいを想像できるのが、遺構訪問の醍醐味ですね。

 > 板谷峠のスイッチバック 置賜文化フォーラム




現在の板谷峠を越える、山形新幹線「つばさ」E3系。
トミーからNスケールの精密な鉄道模型が発売されています。


難所である板谷峠を越える為に配備された専用機関車「EF71」。
山形新幹線開通時に引退しましたが、模型でなら手に入ります。



テーマ : 鉄道の旅
ジャンル : 旅行

山寺へ好アクセス JR仙山線 山寺駅

これまで、山形県を代表する名勝史跡「山寺」を3回に渡ってレポートを
書きました。

この山寺には、JR仙山線(仙台~山形)が通り、山寺駅がありますので、
ご紹介します。

仙山線山寺駅1


山寺の玄関口らしく、落ち着いた駅舎です。

山寺駅は、街の中心に面しており、周辺に多くの駐車場もあります。
つまり、電車で来ても、車で来ても、山寺登山口までのアクセスは変わらず、
渋滞が無い分、電車で来た方が便利だったりします。

駅舎には、展望台もあるんです。

仙山線山寺駅2

山寺駅の展望台からは、山寺を望む事ができます!

反対に、ホームや駅構内も望めます。
1面2線の島式ホームです。ホームからも山寺を一望できます。

仙山線山寺駅3


ちょうど、山形行きのE721系電車が入って来ました。

仙山線山寺駅4E721系


奥には、ターンテーブルが残っています!!

仙山線山寺駅5ターンテーブル

ターンテーブルは、蒸気機関車の進行方向を変える施設です。
蒸気機関車時代の施設が残っているなんて…もちろん貴重です!



山寺駅前です。お土産店や宿が並びます。
突き当りを右折して、山寺や街に向かいます。

突き当たりにある「山寺ホテル」。レトロで歴史ある建物です。

仙山線山寺駅6


山寺の五大堂から撮影した、山寺駅の全体写真です。
模型の様に見えますね(笑)

仙山線山寺駅7


駅弁を味わいながら。。。電車で訪れるのも良いですね。。。

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