
桜花見2017 花見山公園~評判通り本当に桃源郷でした
|Posted:2017/05/13 03:46|Category : 福島県 桜|
福島県福島市の花見山公園は、三春滝桜と共に福島県を代表する
桜の名所です。
行ってみたいと思っていながら、これまで実現しておりませんでしたが・・・
自分の中で「今シーズン、桜を見に行く第一優先候補地」に指定(笑)
桜の見頃と天気と休日が揃ったので、初めて行って来ました。
GWも過ぎた今日この頃、季節ちょっとズレますが・・・桜名所を紹介します。
※写真は、2017.4.15(土)撮影です。

花見山公園がある渡利地区に到着すると、集落はもちろん周りの山々が、
桜をはじめとした様々な花に覆われているではないですか!
写真家の故・秋山庄太郎が「福島に桃源郷あり」と紹介して全国に知られる
様になったそうですが、まさに桃源郷の言葉がピッタリの風景が広がって
いました。
写真の写りが悪くて恐縮ですが、左奥の山が花見山公園です。
花見山公園だけが見所なのかと思っていましたが、集落全体が花に覆われて
いて予想外に驚きました。
「花見山」と言えば、花見山公園をはじめ、この美しい集落全体を指します。

花見山の案内図です(クリックで拡大)。
スタート地点となる「観光案内所 花見山本部」から花見山公園へ入るには
少し距離があり、ウォーキングトレイルと呼ばれる遊歩道を進みます。
花見山公園に入ると、どこまで山を登るかにより、30分・45分・60分コース
の3コースから選んで散策する事になります。

看板に従って、まずは舗装されたウォーキングトレイルを進み、花見山公園へ
向かいます。

ウォーキングトレイル沿いにも、きれいな花々が咲き誇っています。

花木生産農家が集まる集落ですので、春は色々な花が咲きまくります。
これらは出荷する為に育てられている商品ですので、剪定等を行って花が多く
咲く様に管理されており、自然の花木よりも花が密集して多く咲きます。
さらに、花木への日照時間が多くなるように傾斜地にも多く植えられ、重ならない
ように少しづつズラしてあります。
こうした生産上の都合による結果、集落内をはじめ周りの山々が花で覆われ、
しかも花の密集度が高い、独特の美しい風景が形成されました。

美しい光景が見れる所には「ビューポイント」という看板が設置されています。
この表示の所で写真を撮って回れば、間違いなく良い記録が取れますね^^

花木が植えられているのは畑であり私有地となるので、立ち入り禁止です。
ですので、レジャーシートを広げての花見は出来ず、ライトアップも行われ
ません。
桃源郷の中を散策して楽しむのが、花見山です。

花見山公園前観光案内所(ログハウス)付近まで進むと、菜の花が広がる所に
出ます。

ここは、花見山公園へ入る前のエリアで、一番人気の撮影スポットです。
黄色い菜の花畑のバックに、ピンクの桜や桃が一面に咲き、巨大なハクモクレンが
シンボルツリーの様に白一点で目を引く絶景です。

小川(鈴ヶ入川)を覆う様に咲く桜。

所々に、売店休憩所があり、綺麗な景色を眺めながら足を休める事ができます。
桜の苗木も並んでいて、ついつい買ってしまいそう。

そして。。。花見山公園の入口に到着します。
すでに花に覆われた景色を堪能した感がありますが、公園はここからです。
ちなみに花見山公園は、花木生産農家である阿部家の所有地です。
大正15年に養蚕農家の副業として花木を植え始め、昭和10年に養蚕をやめて
自宅前の雑木山(現在の花見山)を開墾し本格的に花木を植えはじめます。
十数年以上花木を植え続けた結果、山が花で覆われる様になり、山を見に来る
人が訪れる様になりました。
そこで、昭和34年「花を見る山(花見山公園)」として無料開放し現在に至ります。

未舗装の散策路を登って行きます。
花見山公園は、30分・45分・60分の3コースがあり、案内板が設置されています。
60分コースを進むと、頂上まで行けます。

最初は花があまり咲いていない中を進むので「こんなものなの?」と思いましたが、
進むごとに花木が増えていき見応えが出てきます。
途中で見下ろすと、手前から向かいの山まで桜に覆われている光景を見れました。

ハート型に咲く菜の花を発見!
注目度抜群です、植えた方ナイスです。

花木を育てる農園なので、立ち入りできない道もたくさんあります。
ちょっと覗いてみると、きれいな光景が続いていました。

花桃、ヒュウガミズキ、ソメイヨシノの共演。とてもカラフルです。

現地で配布される、ガイドパンフレット(2017年版)の表紙の写真が撮影された
場所です。
手前で、その様にボランティアの方が案内していたので、ここは撮影する人で
混雑しておりました。人通りが減った一瞬になんとか撮影。

こちらも、レンギョウや花桃、アマノガワが咲いてカラフルなポイント。

山の上の方に来ると、福島市街を見渡す事ができます。
手前の渡利地区(花見山)が、ひときわ花が多く咲いている様子が分かります。
朝は晴れていたのですが、徐々に雲に覆われて・・・遠く綺麗に見えるはずの
吾妻連峰は隠れてしまいました。

花見山公園の頂上に到着です。
東屋やベンチが整備されています。
見える景色は、1枚前の写真と同じ様な感じです。晴れて、残雪で白い吾妻連峰
(標高2,000m級)が見渡せれば最高なのですが、雨が降りそうな黒い雲に覆われて
しまいまして・・・。

山を下る時の一番の見所「桜のトンネル」。

花見山公園を出て、北側を回る「花の谷コース」へ向かいます。
パンフレットには、1周50分とあります。

花の谷コースは、花木畑を眺めながら舗装された生活道路を歩きます。
前半はずっと坂道を登りますので疲れますが、人は少なく空いています。
花の谷コース最大の見所は、桜に覆われた花見山の山々を見渡せる事。
折り返し地点付近では、花見山の背後に吾妻連峰も見渡せるビューポイントが
あるのですが、ついに雨が降ってきて吾妻連峰は見えず><

花見山公園から見下ろした、ハートの菜の花畑の横を通ります。
当然ですが、近くからでは菜の花がハート型に植えられているとは分かりません。

花の谷コースも制覇し、スタート地点へ戻ります。
帰りも花木に囲まれて進みます。
黄色い菜の花畑の中に、ピンクの花桃が並んで、とても綺麗な所がありました。
この植え方はアイデア賞ですね!

帰路の道路にも、売店や休み処が並んでいます。
休憩やお土産は、こちらでどうぞ。
~~~
桜シーズンの花見山へのアクセスについて、説明致します。
桜シーズンには24万人もの人出がある花見山は大変な混雑です。
ですので、渡利地区には沢山警備員が配置され、許可車両以外は車で一切
入れません。
車で行く場合は「あぶくま親水公園」が臨時駐車場となりますので、そこに駐車
します。

あぶくま親水公園・臨時駐車場(約1,000台)の様子。無料で駐車できます。
この駐車場は入るには、県道309号線一本しかありませんので、9:00を
過ぎると、駐車場空き待ちの車で渋滞します。

あぶくま親水公園から、シャトルバスに乗って花見山へ向かいます。
このシャトルバスへ乗る為に、500円の花見山環境整備協力金を支払います。

バスで約10分程度、花見山のスタート地点となる「観光案内所 花見山本部」に
到着します。
帰りは、ここでシャトルバスに乗り、あぶくま親水公園へ戻ります。
電車利用の場合、JR福島駅からシャトルバス(往復大人500円)で「観光案内所
花見山本部」へ来る事ができます。

花見山観光の起点となる「観光案内所 花見山本部」の様子。
まさに桃源郷でした。写真では花がいっぱい咲いているだけに見えるかも
知れませんが、現地に行けば素晴らしさが分かります。
混雑しますが・・・一度は足を運んで頂きたい、お勧めの花見名所です。
アクセスや交通規制、開花状況等の詳細は、以下サイトよりご確認下さい。
>福島市観光コンベンション協会 花見山特集
花見山公園を所有・管理している阿部家の公式サイト。
>花見山公園 公式ホームページ
>
福島市内~飯坂温泉 温泉宿一覧はこちら
>
福島市内~土湯温泉 温泉宿一覧はこちら
>
福島市内~高湯温泉 温泉宿一覧はこちら
桜の名所です。
行ってみたいと思っていながら、これまで実現しておりませんでしたが・・・
自分の中で「今シーズン、桜を見に行く第一優先候補地」に指定(笑)
桜の見頃と天気と休日が揃ったので、初めて行って来ました。
GWも過ぎた今日この頃、季節ちょっとズレますが・・・桜名所を紹介します。
※写真は、2017.4.15(土)撮影です。

花見山公園がある渡利地区に到着すると、集落はもちろん周りの山々が、
桜をはじめとした様々な花に覆われているではないですか!
写真家の故・秋山庄太郎が「福島に桃源郷あり」と紹介して全国に知られる
様になったそうですが、まさに桃源郷の言葉がピッタリの風景が広がって
いました。
写真の写りが悪くて恐縮ですが、左奥の山が花見山公園です。
花見山公園だけが見所なのかと思っていましたが、集落全体が花に覆われて
いて予想外に驚きました。
「花見山」と言えば、花見山公園をはじめ、この美しい集落全体を指します。

花見山の案内図です(クリックで拡大)。
スタート地点となる「観光案内所 花見山本部」から花見山公園へ入るには
少し距離があり、ウォーキングトレイルと呼ばれる遊歩道を進みます。
花見山公園に入ると、どこまで山を登るかにより、30分・45分・60分コース
の3コースから選んで散策する事になります。

看板に従って、まずは舗装されたウォーキングトレイルを進み、花見山公園へ
向かいます。

ウォーキングトレイル沿いにも、きれいな花々が咲き誇っています。

花木生産農家が集まる集落ですので、春は色々な花が咲きまくります。
これらは出荷する為に育てられている商品ですので、剪定等を行って花が多く
咲く様に管理されており、自然の花木よりも花が密集して多く咲きます。
さらに、花木への日照時間が多くなるように傾斜地にも多く植えられ、重ならない
ように少しづつズラしてあります。
こうした生産上の都合による結果、集落内をはじめ周りの山々が花で覆われ、
しかも花の密集度が高い、独特の美しい風景が形成されました。

美しい光景が見れる所には「ビューポイント」という看板が設置されています。
この表示の所で写真を撮って回れば、間違いなく良い記録が取れますね^^

花木が植えられているのは畑であり私有地となるので、立ち入り禁止です。
ですので、レジャーシートを広げての花見は出来ず、ライトアップも行われ
ません。
桃源郷の中を散策して楽しむのが、花見山です。

花見山公園前観光案内所(ログハウス)付近まで進むと、菜の花が広がる所に
出ます。

ここは、花見山公園へ入る前のエリアで、一番人気の撮影スポットです。
黄色い菜の花畑のバックに、ピンクの桜や桃が一面に咲き、巨大なハクモクレンが
シンボルツリーの様に白一点で目を引く絶景です。

小川(鈴ヶ入川)を覆う様に咲く桜。

所々に、売店休憩所があり、綺麗な景色を眺めながら足を休める事ができます。
桜の苗木も並んでいて、ついつい買ってしまいそう。

そして。。。花見山公園の入口に到着します。
すでに花に覆われた景色を堪能した感がありますが、公園はここからです。
ちなみに花見山公園は、花木生産農家である阿部家の所有地です。
大正15年に養蚕農家の副業として花木を植え始め、昭和10年に養蚕をやめて
自宅前の雑木山(現在の花見山)を開墾し本格的に花木を植えはじめます。
十数年以上花木を植え続けた結果、山が花で覆われる様になり、山を見に来る
人が訪れる様になりました。
そこで、昭和34年「花を見る山(花見山公園)」として無料開放し現在に至ります。

未舗装の散策路を登って行きます。
花見山公園は、30分・45分・60分の3コースがあり、案内板が設置されています。
60分コースを進むと、頂上まで行けます。

最初は花があまり咲いていない中を進むので「こんなものなの?」と思いましたが、
進むごとに花木が増えていき見応えが出てきます。
途中で見下ろすと、手前から向かいの山まで桜に覆われている光景を見れました。

ハート型に咲く菜の花を発見!
注目度抜群です、植えた方ナイスです。

花木を育てる農園なので、立ち入りできない道もたくさんあります。
ちょっと覗いてみると、きれいな光景が続いていました。

花桃、ヒュウガミズキ、ソメイヨシノの共演。とてもカラフルです。

現地で配布される、ガイドパンフレット(2017年版)の表紙の写真が撮影された
場所です。
手前で、その様にボランティアの方が案内していたので、ここは撮影する人で
混雑しておりました。人通りが減った一瞬になんとか撮影。

こちらも、レンギョウや花桃、アマノガワが咲いてカラフルなポイント。

山の上の方に来ると、福島市街を見渡す事ができます。
手前の渡利地区(花見山)が、ひときわ花が多く咲いている様子が分かります。
朝は晴れていたのですが、徐々に雲に覆われて・・・遠く綺麗に見えるはずの
吾妻連峰は隠れてしまいました。

花見山公園の頂上に到着です。
東屋やベンチが整備されています。
見える景色は、1枚前の写真と同じ様な感じです。晴れて、残雪で白い吾妻連峰
(標高2,000m級)が見渡せれば最高なのですが、雨が降りそうな黒い雲に覆われて
しまいまして・・・。

山を下る時の一番の見所「桜のトンネル」。

花見山公園を出て、北側を回る「花の谷コース」へ向かいます。
パンフレットには、1周50分とあります。

花の谷コースは、花木畑を眺めながら舗装された生活道路を歩きます。
前半はずっと坂道を登りますので疲れますが、人は少なく空いています。
花の谷コース最大の見所は、桜に覆われた花見山の山々を見渡せる事。
折り返し地点付近では、花見山の背後に吾妻連峰も見渡せるビューポイントが
あるのですが、ついに雨が降ってきて吾妻連峰は見えず><

花見山公園から見下ろした、ハートの菜の花畑の横を通ります。
当然ですが、近くからでは菜の花がハート型に植えられているとは分かりません。

花の谷コースも制覇し、スタート地点へ戻ります。
帰りも花木に囲まれて進みます。
黄色い菜の花畑の中に、ピンクの花桃が並んで、とても綺麗な所がありました。
この植え方はアイデア賞ですね!

帰路の道路にも、売店や休み処が並んでいます。
休憩やお土産は、こちらでどうぞ。
~~~
桜シーズンの花見山へのアクセスについて、説明致します。
桜シーズンには24万人もの人出がある花見山は大変な混雑です。
ですので、渡利地区には沢山警備員が配置され、許可車両以外は車で一切
入れません。
車で行く場合は「あぶくま親水公園」が臨時駐車場となりますので、そこに駐車
します。

あぶくま親水公園・臨時駐車場(約1,000台)の様子。無料で駐車できます。
この駐車場は入るには、県道309号線一本しかありませんので、9:00を
過ぎると、駐車場空き待ちの車で渋滞します。

あぶくま親水公園から、シャトルバスに乗って花見山へ向かいます。
このシャトルバスへ乗る為に、500円の花見山環境整備協力金を支払います。

バスで約10分程度、花見山のスタート地点となる「観光案内所 花見山本部」に
到着します。
帰りは、ここでシャトルバスに乗り、あぶくま親水公園へ戻ります。
電車利用の場合、JR福島駅からシャトルバス(往復大人500円)で「観光案内所
花見山本部」へ来る事ができます。

花見山観光の起点となる「観光案内所 花見山本部」の様子。
まさに桃源郷でした。写真では花がいっぱい咲いているだけに見えるかも
知れませんが、現地に行けば素晴らしさが分かります。
混雑しますが・・・一度は足を運んで頂きたい、お勧めの花見名所です。
アクセスや交通規制、開花状況等の詳細は、以下サイトよりご確認下さい。
>福島市観光コンベンション協会 花見山特集
花見山公園を所有・管理している阿部家の公式サイト。
>花見山公園 公式ホームページ
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テーマ : 桜や紅葉の名所・観光地情報
ジャンル : 旅行
