
大湯環状列石 日本最大のストーンサークル
|Posted:2016/10/02 02:04|Category : 秋田県 観光スポット|
秋田県鹿角市にある遺跡、大湯環状列石。
約四千年前!の縄文時代後期に造られた環状列石(ストーンサークル)です。
国の特別史跡にも指定され、学術的にも大変価値のある歴史的遺跡です。
ストーンサークルと言えば、イギリスの「ストーンヘンジ」を想像する方も多いと
思います。巨大な石が円形に組まれたアレですが。。。

大湯環状列石は、写真(模型)の様な感じで、残念ながらストーンヘンジの様な
立体的な構築物ではなく、沢山の石を円状に並べた様な地味な感じです。
日本国内には、こうした環状列石が複数発見されています。

東北自動車道の十和田ICから十和田湖へ向かう国道103号線がありますが、
その1本南側に県道66号線が通っており、この県道沿いに大湯環状列石が
あります。
大湯環状列石の木製の大きな看板と、大きな建物「大湯ストーンサークル館」が
ありますので、行けばすぐに分かります。駐車場も広いです。

大湯ストーンサークル館の有料展示エリア(大人300円)では、大湯環状列石に
関する様々な展示や解説を見る事ができます。
写真は、大湯環状列石にある2つの環状列石図と、特徴的な組石の模型です。
最初の写真の模型も、有料展示エリアにあります。

遺跡からは、土器や土偶などが多く出土しており、そうしたモノも展示されています。
四千年前に作られた物が、まだこうして残っているのですから、スゴい事です。

大湯環状列石の案内図です(クリックで拡大)。
環状列石は、「万座」と「野中堂」の2つがあり、この間を県道が貫通しています^^;
環状列石の周りでは、貯蔵穴や柱が立っていた穴、土器や土偶、鐸型土製品等が
多数出土した様です。
ちなみに、2つの環状列石の中心を結んだ線が、夏至の日没方向と冬至の日の出
方向に一致しており、太陽の運行を計算した上で築かれたと考えられています。

大湯ストーンサークル館から歩いて数分、実際の遺跡へ行ってみます。
開けた広場が広がっていて、地面の緑がキレイでピクニックしたら気持ち良さそうな
感じです。このエリアに遺跡が点在しております。

大湯環状列石のメインである「万座環状列石」です。
日本最大のストーンサークルで、直径52mに及びます。
周りを囲む様に、堀立柱建物(復元)が複数建っています。

環状列石は、縄文時代に作られた実物を露出展示している貴重なもので、ロープで
囲われて入れない様になっています。四千年前に構築された姿を今でも見れるなんて、
スゴいと思います。
環状列石は内側外側の二重円となっています。適当にその片の石を並べた様な
雰囲気ですが、わざわざ約7㎞離れた安久谷(あくや)川の石を運んで使っている
事が分かっています。

よく見ると、長い石が立っていたりして適当に作ったものでは無い事が感じ取れます。
調査の結果、万座環状列石は150基程の配石が円状に集まって環状列石を構成
しており、配石の下から副葬品をともなう穴が発見された事から墓であったと判明し、
その集合体である環状列石は「集団墓」と判断されました。

万座環状列石から約130m離れて「野中堂環状列石」があります。
こちらは直径44m、約50基の配石が二重円に配置された環状列石です。
GWに訪問したのですが、バックに並ぶ桜がちょうど満開でした^^

内側の環状列石。その外側(写真左側)に、長い石を立てた石が見えます。
これが、大湯環状列石で一番有名な「日時計状組石」です。
ロープで保護されて近くに寄れないので、良く見えませんね・・・。

大湯ストーンサークル館の前に、日時計状組石のレプリカがありますので、
こちらは近くでじっくり見れます。
立てた石の周りに、放射線状に石が並んでいて、時計と想像できる形です。
古代遺跡!という感じがしますね。
日時計状組石は、環状列石の中心から見て北西側にあります。
日時計中心部から環状列石の中心部を見た方向が、ちょうど夏至に太陽が
沈む方向と一致していますので、計算の上で作られたと思われます。
ちなみに、鹿角市内にあるJR花輪線の「十和田南駅」にも、日時計状組石の
レプリカがあります。

大湯環状列石の東側には、きれいな正三角形をした「黒又山」が見えます。
標高280mで、頂上には本宮神社があります。
あまりにもきれいな三角形の山なので、古代の人工的な構築物ではないか?
ピラミッドではないか?とも言われています。
近くに大湯環状列石もあるので、さらにミステリー性を高める事になっています。
はるか四千年も前に築かれた大湯環状列石。神社仏閣や城跡とは違った、
歴史のロマンを感じる事ができるスポットです。
十和田湖に行く時には、ちょっと寄り道されてはいかがでしょうか?
> 大湯ストーンサークル館~大湯環状列石
鮮やかな赤色は添加物ではなく、古代米「こむらさき」の色で縄文ロマンのお酒
です。蔵元の近くにある大湯環状列石がテーマの日本酒です。
約四千年前!の縄文時代後期に造られた環状列石(ストーンサークル)です。
国の特別史跡にも指定され、学術的にも大変価値のある歴史的遺跡です。
ストーンサークルと言えば、イギリスの「ストーンヘンジ」を想像する方も多いと
思います。巨大な石が円形に組まれたアレですが。。。

大湯環状列石は、写真(模型)の様な感じで、残念ながらストーンヘンジの様な
立体的な構築物ではなく、沢山の石を円状に並べた様な地味な感じです。
日本国内には、こうした環状列石が複数発見されています。

東北自動車道の十和田ICから十和田湖へ向かう国道103号線がありますが、
その1本南側に県道66号線が通っており、この県道沿いに大湯環状列石が
あります。
大湯環状列石の木製の大きな看板と、大きな建物「大湯ストーンサークル館」が
ありますので、行けばすぐに分かります。駐車場も広いです。

大湯ストーンサークル館の有料展示エリア(大人300円)では、大湯環状列石に
関する様々な展示や解説を見る事ができます。
写真は、大湯環状列石にある2つの環状列石図と、特徴的な組石の模型です。
最初の写真の模型も、有料展示エリアにあります。

遺跡からは、土器や土偶などが多く出土しており、そうしたモノも展示されています。
四千年前に作られた物が、まだこうして残っているのですから、スゴい事です。

大湯環状列石の案内図です(クリックで拡大)。
環状列石は、「万座」と「野中堂」の2つがあり、この間を県道が貫通しています^^;
環状列石の周りでは、貯蔵穴や柱が立っていた穴、土器や土偶、鐸型土製品等が
多数出土した様です。
ちなみに、2つの環状列石の中心を結んだ線が、夏至の日没方向と冬至の日の出
方向に一致しており、太陽の運行を計算した上で築かれたと考えられています。

大湯ストーンサークル館から歩いて数分、実際の遺跡へ行ってみます。
開けた広場が広がっていて、地面の緑がキレイでピクニックしたら気持ち良さそうな
感じです。このエリアに遺跡が点在しております。

大湯環状列石のメインである「万座環状列石」です。
日本最大のストーンサークルで、直径52mに及びます。
周りを囲む様に、堀立柱建物(復元)が複数建っています。

環状列石は、縄文時代に作られた実物を露出展示している貴重なもので、ロープで
囲われて入れない様になっています。四千年前に構築された姿を今でも見れるなんて、
スゴいと思います。
環状列石は内側外側の二重円となっています。適当にその片の石を並べた様な
雰囲気ですが、わざわざ約7㎞離れた安久谷(あくや)川の石を運んで使っている
事が分かっています。

よく見ると、長い石が立っていたりして適当に作ったものでは無い事が感じ取れます。
調査の結果、万座環状列石は150基程の配石が円状に集まって環状列石を構成
しており、配石の下から副葬品をともなう穴が発見された事から墓であったと判明し、
その集合体である環状列石は「集団墓」と判断されました。

万座環状列石から約130m離れて「野中堂環状列石」があります。
こちらは直径44m、約50基の配石が二重円に配置された環状列石です。
GWに訪問したのですが、バックに並ぶ桜がちょうど満開でした^^

内側の環状列石。その外側(写真左側)に、長い石を立てた石が見えます。
これが、大湯環状列石で一番有名な「日時計状組石」です。
ロープで保護されて近くに寄れないので、良く見えませんね・・・。

大湯ストーンサークル館の前に、日時計状組石のレプリカがありますので、
こちらは近くでじっくり見れます。
立てた石の周りに、放射線状に石が並んでいて、時計と想像できる形です。
古代遺跡!という感じがしますね。
日時計状組石は、環状列石の中心から見て北西側にあります。
日時計中心部から環状列石の中心部を見た方向が、ちょうど夏至に太陽が
沈む方向と一致していますので、計算の上で作られたと思われます。
ちなみに、鹿角市内にあるJR花輪線の「十和田南駅」にも、日時計状組石の
レプリカがあります。

大湯環状列石の東側には、きれいな正三角形をした「黒又山」が見えます。
標高280mで、頂上には本宮神社があります。
あまりにもきれいな三角形の山なので、古代の人工的な構築物ではないか?
ピラミッドではないか?とも言われています。
近くに大湯環状列石もあるので、さらにミステリー性を高める事になっています。
はるか四千年も前に築かれた大湯環状列石。神社仏閣や城跡とは違った、
歴史のロマンを感じる事ができるスポットです。
十和田湖に行く時には、ちょっと寄り道されてはいかがでしょうか?
> 大湯ストーンサークル館~大湯環状列石
鮮やかな赤色は添加物ではなく、古代米「こむらさき」の色で縄文ロマンのお酒
です。蔵元の近くにある大湯環状列石がテーマの日本酒です。
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