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牡鹿半島まで~被災地の道を走った様子です

宮城県沿岸最大の半島であり、三陸リアス式海岸の南端である牡鹿半島
この牡鹿半島の先端にある御番所公園について、前回書きました。

> 【過去記事】牡鹿半島の先端 広大な海を望む御番所公園


今回は、この牡鹿半島の先端まで行った様子を書きたいと思います。

宮城県沿岸は、皆様ご存知の通り、東日本大震災で強い地震と津波に襲われました。
被災地にドライブに行くのは・・・様々な思いで止めていましたが・・・

1年以上経過した晴天のGW、あの綺麗な海を見たくて車を走らせました。。。




三陸自動車道の矢本ICより、まずは石巻を目指して、海に近い県道を行きます。

東松島市の大曲地区で、沢山の鯉のぼりが泳いでいる所がありました。

牡鹿半島への道程1鯉のぼり

津波により全滅した集落に掲げられた鯉のぼり。
犠牲になった弟が好きだった青い鯉のぼりを、兄が集めて掲げたそうです。。。


津波で破壊された天王橋です。橋の真ん中は流失し「石巻市」の案内板が倒れたまま
残っています・・・。

現在は、隣に仮設橋ができて通行できる様になりました。

牡鹿半島への道程2天王橋


石巻港沿いを走る道路を通って、牡鹿半島へ向かいます。
中央分離帯に、津波で流された巨大な貯蔵庫が、そのまま残されています。

牡鹿半島への道程3石巻漁港


牡鹿半島の根元、県道2号線に入りました。
半島で一番大きい漁港である鮎川まで29kmの案内板です。

牡鹿半島への道程4県道2号


ちょっと寄り道して、サンファン・バウティスタパークへ寄りました。

江戸時代初頭の1613年。伊達政宗の命により、家臣である支倉常長が慶長遣欧使節団を
率いてヨーロッパまで渡航し、ローマでは市民権を得て貴族に列せられました。

日本人で初めて、太平洋と大西洋を横断した偉業を紹介する施設です。


サンファン・バウティスタパークも東日本大震災により被害を受け、博物館は休館中です。
現在は、無料で園内に入る事ができ、綺麗な海を眺める事ができます。

エスパニアへ航海した船「サンファン・バウティスタ号」を復元した船も見る事ができます。

牡鹿半島への道程5サンファン

サンファン・バウティスタ号は、日本で初めて建造された西洋型軍船で、1993年に復元
され、この施設に係留されています。

・排水量:500t・長:55m・最大幅:11m

> 宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン パーク/ サン・ファン館)


牡鹿半島の県道沿いに、支倉常長が出航した地である月浦があります。
銅像があり、ちょっとした公園となっています。

牡鹿半島への道程6月浦

観光スポットである銅像の横に・・・プレハブの仮設住宅が建っています・・・
被災地の現実は、観光スポットでも容赦なく見る事となります。


地震で陥没した道路。
複数箇所でこうした被害により、片側交互通行となっています。

牡鹿半島への道程7


海岸沿いながら山の中を走っている様な道路を進みますが(汗)
目の前に海が見えて来ました。

牡鹿半島への道程8


海沿いの漁港に降りて来ました。
津波により集落はほぼ全滅し、現在では瓦礫は片付けられて更地となっています。

こうした漁港を何箇所も通りながら、半島の先端へ向かいます。

牡鹿半島への道程9漁港


越波注意の看板です。
防波堤が破壊され、地盤も下がったため、暴風時等は波が道路にまで押し寄せる
様になってしまいました・・・。

牡鹿半島への道程10越波注意


鮎川まで数キロ。半島の一番奥にあるコンビニの駐車場です。
ペンキで大きくHELPと書かれています。

牡鹿半島への道程11SOS


その隣に「日赤病院へ 出産」というメッセージ・・・。

牡鹿半島への道程12SOS

被災時に書かれた、上空を飛ぶヘリコプターに向けたメッセージが残っていました。

日赤病院とは、石巻地域で一番大きい病院です。
産気づいた方がいた様で、救援を求めたのでしょう・・・。

震災後数日間は、道路が津波で寸断され、牡鹿半島は孤立していました。



牡鹿半島で最大の漁港である鮎川まで来ました。

建物が隙間無く立ち並んでいましたが、こちらも津波で低地は全滅し、現在は更地に
なりました・・・何もない広大な地はとても不自然で悲しくなります・・・。

牡鹿半島への道程13鮎川


離島への船が出ていた、鮎川港の桟橋です。
ズタズタになっています・・・。

牡鹿半島への道程14鮎川港


鮎川港の岸壁は破壊され、地盤沈下により海面と変わらない高さしかありません。
満潮の度に、海水が港に浸水しているのでしょう。

牡鹿半島への道程15鮎川港


東日本大震災から1年以上経ちましたが、震災の爪痕が続く風景を見る事となりました。

瓦礫が片付き、道路が通れる様になり、仮設住宅が整備され。。。とりあえず「復旧」
までこぎつけたと言われています。

しかし、震災前と同様の生活ができる「復興」は目処さえ立っていない。そんな現実を
改めて確認したドライブとなりました。


普段の生活では、まず見る事が無い被災地の風景・・・。
こうした現実を少しでも感じて今後の教訓にすべく、地元の方に迷惑を掛けない様に
被災地を訪れる事は、悪い事では無いと思います。



牡鹿半島の鮎川は、クジラ漁で栄えた漁港です。
現在では、調査捕鯨で捕獲されたクジラがご馳走となっています。


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テーマ : 旅行、旅、ドライブ
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