
蔵王エコーライン走行記 前編 遠刈田温泉から賽ノ磧まで
|Posted:2012/06/28 23:34|Category : 宮城県 道・峠|
宮城県と山形県の間にそびえる蔵王連峰(ざおうれんぽう)。
両県にとってシンボル的存在であり、定番の観光スポットでもあります。
蔵王連峰遠景(宮城県蔵王町より撮影)

左側から、広げた扇の様に続く、残雪が残る高い山々は「不忘山1,705m」、
「南屏風岳1,810m」、「屏風岳1,825m」、「後鳥帽子岳1,681m」。
少し離れて右側に残雪が残る山々が「刈田岳1,758m」と「熊野岳1,841m」です。
これらの山々を総称して蔵王連峰(蔵王)と呼ばれます。
この中で「刈田岳1,758m」付近の「刈田峠」を越えて、奥羽山脈を横断する観光
道路が蔵王エコーラインです。
この蔵王エコーラインの様子を、観光スポットを織り交ぜながら紹介します!
~~~
今回は、宮城県から山形県へ向かって走行しました。
まずは、蔵王の宮城県側入口である遠刈田温泉(とおがったおんせん)を通過
します。
温泉宿や様々な店、リゾート施設が立ち並ぶ、賑やかな温泉街です。
遠刈田温泉については、またの機会に詳しくご紹介します♪

>
☆遠刈田温泉の宿の検索はこちらからどうぞ
遠刈田温泉を通過し、国道457号線から右折し、県道12号線「蔵王エコー
ライン」へ入ります。
国道を直進すると、青根温泉へ行けます。
青根温泉については、過去記事をどうぞ~。
> 青根温泉 共同浴場じゃっぽの湯~リベンジです!

右折すると、すぐに大鳥居があり、この下を通って行きます。
宮城県側では、この大鳥居が蔵王エコーラインの入口であると認識されて
おります。。。

尚、山形県側にも同じ様な大鳥居がありますが、山形市街から蔵王温泉へ
向かう県道21号線に、しかも麓の方に存在します。
ちなみに蔵王エコーラインは、宮城・山形両県ともに県道12号線となっています。
深い新緑の中を、カーブを繰り返しながら山を登って行きます。
深い緑に覆われた今時期は、まるで緑のトンネルを走っている様な感じです。
紅葉時期は、これまた美しい景色となります。

最初の観光スポットは滝見台(たきみだい)です。
三階滝と不動滝二つの滝を眺める事ができます。不動滝の上流にある地蔵滝も遠くに小さく何とか
見る事ができます・・・^^;
滝見台は標高約700m。紅葉の時期は更に絶好の景観ポイントとなります。
下の画像は三階滝です。高さ181m、幅7m、日本名滝100選に選ばれています。
不動滝も遠くに見えますが、先にもっと良く見えるポイントがあります。

滝見台駐車場入口の蔵王エコーラインの様子です。
山の峰に沿って道路が通る、眺望の良いポイントです。

少し進むと、蔵王不動尊(ざおうふどうそん)があります。
入口には、不動明王の石像が立っています。
不動明王は、一般的に剣を上に向けていますが、ここは逆に地面に剣を向けて
います。これは蔵王の火山や地震などを鎮めるため下に向けられていると言わ
れていて、珍しい石像なんです。
奥にある不動尊は、石像の小さな祠です。

この蔵王不動尊の横から、不動滝が一番綺麗に見えます。
不動滝は、高さ54m・幅約16mの、蔵王では一番豪快な滝です。

やがて交差点に出ます。右折すると峩々温泉(ががおんせん)へ行けます。
峩々温泉は、山の渓流にある閑静な一軒宿の温泉です。
さらに紅葉台と呼ばれる細い山道を越えると、青根温泉へ出ます。
蔵王エコーラインは引き続き直進します。
昭和37年に有料観光道路として開通した蔵王エコーラインは、この交差点
の先に料金所がありましたが、昭和60年に無料開放された後に、料金所は
撤去されました(^^)

標高約1300mまで登り、森も低木ばかりとなると、視界が開けた賽ノ磧
(さいのかわら)です。
噴火によって火山岩と火山礫が堆積し、荒涼とした風景から、賽ノ磧と呼ばれて
いる様です。
広い駐車場とトイレがあり、北蔵王方面への登山口となっています。
晴れた日には、眼下に太平洋と平野を一望できます。

賽ノ磧の駐車場の向いに、蔵王寺・延命地蔵尊があります。
山岳信仰の盛んな頃より修験場となっていましたが、明治5年の神仏分離により廃寺となりました。
昭和28年に再興され現在に至り、境内に等身大の延命地蔵尊が立っています。
息災延命の功徳があるとされています。

ここから先は、次回中編へ続きます。。。
両県にとってシンボル的存在であり、定番の観光スポットでもあります。
蔵王連峰遠景(宮城県蔵王町より撮影)

左側から、広げた扇の様に続く、残雪が残る高い山々は「不忘山1,705m」、
「南屏風岳1,810m」、「屏風岳1,825m」、「後鳥帽子岳1,681m」。
少し離れて右側に残雪が残る山々が「刈田岳1,758m」と「熊野岳1,841m」です。
これらの山々を総称して蔵王連峰(蔵王)と呼ばれます。
この中で「刈田岳1,758m」付近の「刈田峠」を越えて、奥羽山脈を横断する観光
道路が蔵王エコーラインです。
この蔵王エコーラインの様子を、観光スポットを織り交ぜながら紹介します!
~~~
今回は、宮城県から山形県へ向かって走行しました。
まずは、蔵王の宮城県側入口である遠刈田温泉(とおがったおんせん)を通過
します。
温泉宿や様々な店、リゾート施設が立ち並ぶ、賑やかな温泉街です。
遠刈田温泉については、またの機会に詳しくご紹介します♪

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遠刈田温泉を通過し、国道457号線から右折し、県道12号線「蔵王エコー
ライン」へ入ります。
国道を直進すると、青根温泉へ行けます。
青根温泉については、過去記事をどうぞ~。
> 青根温泉 共同浴場じゃっぽの湯~リベンジです!

右折すると、すぐに大鳥居があり、この下を通って行きます。
宮城県側では、この大鳥居が蔵王エコーラインの入口であると認識されて
おります。。。

尚、山形県側にも同じ様な大鳥居がありますが、山形市街から蔵王温泉へ
向かう県道21号線に、しかも麓の方に存在します。
ちなみに蔵王エコーラインは、宮城・山形両県ともに県道12号線となっています。
深い新緑の中を、カーブを繰り返しながら山を登って行きます。
深い緑に覆われた今時期は、まるで緑のトンネルを走っている様な感じです。
紅葉時期は、これまた美しい景色となります。

最初の観光スポットは滝見台(たきみだい)です。
三階滝と不動滝二つの滝を眺める事ができます。不動滝の上流にある地蔵滝も遠くに小さく何とか
見る事ができます・・・^^;
滝見台は標高約700m。紅葉の時期は更に絶好の景観ポイントとなります。
下の画像は三階滝です。高さ181m、幅7m、日本名滝100選に選ばれています。
不動滝も遠くに見えますが、先にもっと良く見えるポイントがあります。

滝見台駐車場入口の蔵王エコーラインの様子です。
山の峰に沿って道路が通る、眺望の良いポイントです。

少し進むと、蔵王不動尊(ざおうふどうそん)があります。
入口には、不動明王の石像が立っています。
不動明王は、一般的に剣を上に向けていますが、ここは逆に地面に剣を向けて
います。これは蔵王の火山や地震などを鎮めるため下に向けられていると言わ
れていて、珍しい石像なんです。
奥にある不動尊は、石像の小さな祠です。

この蔵王不動尊の横から、不動滝が一番綺麗に見えます。
不動滝は、高さ54m・幅約16mの、蔵王では一番豪快な滝です。

やがて交差点に出ます。右折すると峩々温泉(ががおんせん)へ行けます。
峩々温泉は、山の渓流にある閑静な一軒宿の温泉です。
さらに紅葉台と呼ばれる細い山道を越えると、青根温泉へ出ます。
蔵王エコーラインは引き続き直進します。
昭和37年に有料観光道路として開通した蔵王エコーラインは、この交差点
の先に料金所がありましたが、昭和60年に無料開放された後に、料金所は
撤去されました(^^)

標高約1300mまで登り、森も低木ばかりとなると、視界が開けた賽ノ磧
(さいのかわら)です。
噴火によって火山岩と火山礫が堆積し、荒涼とした風景から、賽ノ磧と呼ばれて
いる様です。
広い駐車場とトイレがあり、北蔵王方面への登山口となっています。
晴れた日には、眼下に太平洋と平野を一望できます。

賽ノ磧の駐車場の向いに、蔵王寺・延命地蔵尊があります。
山岳信仰の盛んな頃より修験場となっていましたが、明治5年の神仏分離により廃寺となりました。
昭和28年に再興され現在に至り、境内に等身大の延命地蔵尊が立っています。
息災延命の功徳があるとされています。

ここから先は、次回中編へ続きます。。。
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