
JR仙石線 高台移転した東名駅・野蒜駅
|Posted:2015/12/30 01:06|Category : 宮城県 鉄道駅|
宮城県仙台市と県第2の都市である石巻市を結ぶ仙石線(せんせきせん)。
海沿いを走る仙石線は、東日本大震災の津波により甚大な被害が出ました。
今年2015年5月30日に、最後まで不通であった高城町~陸前小野間の
運転が再開し、全線が復旧しました。
今年春の話題ですが・・・前回の石巻線と同様、今年中にと思いUP致します(汗)
もう年末ですので、今年の出来事的な雰囲気でスミマセン・・・。
最後に復旧した(高城町)陸前大塚~陸前小野間は、海沿いの低地を通って
いましたが、津波により線路が流失し、駅は瓦礫に覆われ、電車まで流され、
約50kmの仙石線の中で、最も被害が大きかった区間です。
このため、住宅地の高台移転に併せて、仙石線も高台にルートを変更して線路と
駅が新たに建設されました。
高台に移転したこの新ルートの様子を、ご紹介したいと思います。

高台移転した新ルートの真新しい線路を走る、仙石線205系普通電車。
電車の顔は変わりましたが、以前は山手線で走っていた電車です。

高台移転した新ルートの案内図(クリックで拡大)です。
山間部で大規模な高台移転の造成が行われ、造成地に沿って仙石線が
通っている様子が分かります。2つの駅も一緒に移転しました。

仙台(あおば通)駅から来た電車は、陸前大塚駅を出ると、高架橋を高台へ
向かって登って行きます。

高台に移転した、新しい東名(とうな)駅です。
無人駅で、簡易Suica改札機と待合室内に簡易自動券売機が設置されています。

単式ホーム1面1線のシンプルな駅です。普通電車のみ停車し、快速は通過します。
駅舎を横から見ると、細すぎでアンバランスな感じ(笑)

駅の周辺は、宅地の造成工事が進んでいる状況で、まだ人は住んでいません。
この先、この地に建物が沢山建てられて街ができれば、駅も活気付くでしょう。

高台移転した、もう一つの新しい駅が、野蒜(のびる)駅です。

業務委託駅(早朝夜間駅員不在)で、自動券売機と簡易Suica改札機が設置されています。
駅舎からホームへ向かうには歩道橋を渡るのですが、エレベータも整備されています。
トイレ、待合室もあります。

島式ホーム1面2線で、上下の電車が交換できる駅です。
仙石東北ラインの快速も止まります。
野蒜駅の周辺も、まだ宅地造成中で、まだ何も無い状態です。

野蒜駅のホームからは、野蒜海岸の海を望む事ができます。
真ん中に見える、白い三角屋根の大きな建物が、旧野蒜駅です。

野蒜駅を出た電車は、新しい高架橋を通って高台から降りて来ます。

鳴瀬川と吉田川が並んで流れる鳴瀬川橋梁を渡って、石巻へ向かいます。

津波により、3.7mの高さまで水没した旧野蒜駅。
駅舎は、観光交流拠点「野蒜地域交流センター」と、コンビニ「ファミリーマート」として
利用されています。
野蒜地域交流センターには、震災直後の写真パネルも複数展示されています。

ホームを含む駅構内は、震災遺構として保存される事となりました。
駅を覆っていた瓦礫や、流れた線路、倒壊した架線柱等はすっかり撤去され、反対に
綺麗になりすぎた感じがします。
災害ではなく、普通に廃線となって放置された駅の様に見えてしまうのが難点か^^;
2012年にご紹介しました、野蒜駅の過去記事はこちら。
> 被災地訪問 JR仙石線 野蒜駅
津波により甚大な被害が出た仙石線も、5年の歳月を経て全線運行を再開しました。
これに合わせて「仙石東北ライン」という新たな運行ルートも開業。こちらも近いうちに
レポートさせて頂きます。
宮城県内の常磐線も、同じように高台移転するルートを建設中で、震災復興は続いて
おります。
快速うみかぜ11号より撮影された仙石線全線の展望映像DVDです。
2004年発売ですので、震災前の車窓を見る事が出来ます。

海沿いを走る仙石線は、東日本大震災の津波により甚大な被害が出ました。
今年2015年5月30日に、最後まで不通であった高城町~陸前小野間の
運転が再開し、全線が復旧しました。
今年春の話題ですが・・・前回の石巻線と同様、今年中にと思いUP致します(汗)
もう年末ですので、今年の出来事的な雰囲気でスミマセン・・・。
最後に復旧した(高城町)陸前大塚~陸前小野間は、海沿いの低地を通って
いましたが、津波により線路が流失し、駅は瓦礫に覆われ、電車まで流され、
約50kmの仙石線の中で、最も被害が大きかった区間です。
このため、住宅地の高台移転に併せて、仙石線も高台にルートを変更して線路と
駅が新たに建設されました。
高台に移転したこの新ルートの様子を、ご紹介したいと思います。

高台移転した新ルートの真新しい線路を走る、仙石線205系普通電車。
電車の顔は変わりましたが、以前は山手線で走っていた電車です。

高台移転した新ルートの案内図(クリックで拡大)です。
山間部で大規模な高台移転の造成が行われ、造成地に沿って仙石線が
通っている様子が分かります。2つの駅も一緒に移転しました。

仙台(あおば通)駅から来た電車は、陸前大塚駅を出ると、高架橋を高台へ
向かって登って行きます。

高台に移転した、新しい東名(とうな)駅です。
無人駅で、簡易Suica改札機と待合室内に簡易自動券売機が設置されています。

単式ホーム1面1線のシンプルな駅です。普通電車のみ停車し、快速は通過します。
駅舎を横から見ると、細すぎでアンバランスな感じ(笑)

駅の周辺は、宅地の造成工事が進んでいる状況で、まだ人は住んでいません。
この先、この地に建物が沢山建てられて街ができれば、駅も活気付くでしょう。

高台移転した、もう一つの新しい駅が、野蒜(のびる)駅です。

業務委託駅(早朝夜間駅員不在)で、自動券売機と簡易Suica改札機が設置されています。
駅舎からホームへ向かうには歩道橋を渡るのですが、エレベータも整備されています。
トイレ、待合室もあります。

島式ホーム1面2線で、上下の電車が交換できる駅です。
仙石東北ラインの快速も止まります。
野蒜駅の周辺も、まだ宅地造成中で、まだ何も無い状態です。

野蒜駅のホームからは、野蒜海岸の海を望む事ができます。
真ん中に見える、白い三角屋根の大きな建物が、旧野蒜駅です。

野蒜駅を出た電車は、新しい高架橋を通って高台から降りて来ます。

鳴瀬川と吉田川が並んで流れる鳴瀬川橋梁を渡って、石巻へ向かいます。

津波により、3.7mの高さまで水没した旧野蒜駅。
駅舎は、観光交流拠点「野蒜地域交流センター」と、コンビニ「ファミリーマート」として
利用されています。
野蒜地域交流センターには、震災直後の写真パネルも複数展示されています。

ホームを含む駅構内は、震災遺構として保存される事となりました。
駅を覆っていた瓦礫や、流れた線路、倒壊した架線柱等はすっかり撤去され、反対に
綺麗になりすぎた感じがします。
災害ではなく、普通に廃線となって放置された駅の様に見えてしまうのが難点か^^;
2012年にご紹介しました、野蒜駅の過去記事はこちら。
> 被災地訪問 JR仙石線 野蒜駅
津波により甚大な被害が出た仙石線も、5年の歳月を経て全線運行を再開しました。
これに合わせて「仙石東北ライン」という新たな運行ルートも開業。こちらも近いうちに
レポートさせて頂きます。
宮城県内の常磐線も、同じように高台移転するルートを建設中で、震災復興は続いて
おります。
快速うみかぜ11号より撮影された仙石線全線の展望映像DVDです。
2004年発売ですので、震災前の車窓を見る事が出来ます。

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