
仙石東北ライン 仙台~石巻を結ぶJRの新快速ルート
|Posted:2016/02/03 23:26|Category : 鉄道|
昨年2015年5月30日、全線の運転を再開したJR仙石線。
同じ日に、仙台~石巻を快速で結ぶ、仙石東北ラインが開業しました。
仙台~石巻間の電車は、東日本大震災前は仙石線の快速が最速でしたが、
仙石東北ラインの快速は、以前より10分程短縮し1時間を切りました。
仙石線の全線復旧については、以前の記事をご参照下さい。
> JR仙石線 高台移転した東名駅・野蒜駅

仙台駅に停車中の、仙石東北ラインの列車「HB-E210系」。
仙台から石巻へ向かうには、仙石線の地下ホームから電車に乗るのが
一般的ですが、仙石東北ラインの列車は東北本線の地上ホームから
乗車します。
これは、仙石東北ラインの列車が、仙台から松島付近までは「東北本線」
を走り、松島付近から「仙石線」に入って石巻に向かうからです。

路線図を見ると、仙石線(青色)の駅が多いのに比べ、並行する東北本線
(緑色)駅は少ない事が分かります。
宮城電気鉄道という私鉄を買収した仙石線と、長距離を高速で結ぶ目的で
作られた東北本線を比べると、早く列車を走らせるには東北本線の方が
圧倒的に有利なのです。
仙台~石巻の半分を、より早く走れる東北本線にした事で、約10分の時間
短縮が実現できたのです。
東北本線と仙石線は、数箇所で接近して並走する場所があります。
接近した二つの路線の間に、約300mの「接続線」を新たに建設し、列車が
行き来できる様にしました(上記地図)。
この接続線を利用して、仙石線から東北本線に入り、仙台~石巻間を結ぶ
列車(運転系統)が、仙石東北ラインです。
その様な事で、仙石東北ラインは、仙台~石巻間を東北本線経由で走る列車
の「愛称」と言う事になります。
これは、首都圏のJRで運行されている「湘南新宿ライン」、「上野東京ライン」と
同じで、複数の路線にまたがる運転系統を一本の路線として案内しているのです。
~~~
それでは、仙石線と東北本線を結んでいる「接続線」を、仙石東北ラインの列車が
通過する様子をご紹介致します。

日本三景「松島」を代表する観光スポットの一つである「瑞巌寺」裏側に、接続線が
あります。
手前2本の線路が「東北本線」で、緑色ラインの電車が走っています。
この東北本線を跨いで左側に伸びる線路が、仙石線につながる「接続線」です。

線路が隠れていて見えませんが、すぐ奥側を「仙石線」が並走しています。
青色ラインの電車が仙石線です。

石巻から、仙石線の高城町駅を出発した「仙石東北ライン」の列車が来ました。

列車は、ポイントを曲がって「接続線」に入って行きます。
写真をよく見ると、仙石線には電線がありますが、接続線には電線がありません。
仙石東北ラインの車両は、実は電車ではなく気動車(ディーゼルカー)なんです。
これは、仙石線の電気が直流1,500Vに対して、東北本線の電気が交流20,000Vと
異なり電線を繋げる事が出来ないので、両線に跨がる接続線は非電化(電線無し)
となっている為です。

接続線を進む、仙石東北ラインのHB-E210系列車。
車体に「HYBRID(ハイブリッド)」と書かれていのが分かりますでしょうか?
仙石東北ラインの「列車」は、電車ではなくディーゼルエンジンで走る気動車と
書きましたが、蓄電池の電気とディーゼルエンジンで発電した電気を併用して
モーターを動かして走るハイブリッドカーなのです!
車は、トヨタのプリウスをはじめハイブリッドカーが普及して皆さんご存知だと
思いますが、鉄道でもハイブリッドカーが走り始めているのです\(^o^)/

列車は、接続線で一度停車し、東北本線へ進入します。
(何らかの安全確認が行われていると思われます・・・)

列車が東北本線に入りました。

仙台に向けて、走り去って行きました。。。

逆に、仙台から来た仙石東北ラインの列車は、車体をヘビの様にくねらせて・・・
東北本線上り線の線路を跨いで接続線へ入って行きます。
!仙石東北ラインの注意!
1.仙石東北ラインの列車は、すべて快速です。
2.仙石線の仙台(あおば通)~高城町間の快速は無くなり、すべて普通電車と
なりました。
3.仙石東北ラインは、観光に便利な「松島海岸駅」と「本塩釜駅」は通らないので
停車もできません><仙石線の普通電車を利用する事になります。
【追記】仙石東北ラインの列車が、女川まで乗り入れ決定
2016年2月5日(金)。仙台~石巻を結ぶ仙石東北ラインの列車の一部を、2016年
夏からの予定で、石巻の先の女川まで乗り入れる事が発表されました。
石巻から非電化の石巻線に乗り入れるのですが、気動車(ハイブリッド)の車両を使って
いる仙石東北ラインだからこそできる延長運転ですね。
石巻線の女川駅については、過去記事をご参照下さい。
> JR石巻線・女川駅~新築で復活を果たした終着駅
ドライブとは全く関係無い、ただの自己満足記事となった事を、お詫び致します^^;
苦労して撮った電車の写真をUPしたかっただけなんです・・・スミマセンm(_ _)m
しかも、2月にして今年最初の記事とは・・・重ねて反省致します。。。
北陸本線・富山駅の超有名駅弁「ますのすし」

函館本線・森駅の超有名駅弁「いかめし」

見るだけで幸せな気分?駅弁大図鑑

同じ日に、仙台~石巻を快速で結ぶ、仙石東北ラインが開業しました。
仙台~石巻間の電車は、東日本大震災前は仙石線の快速が最速でしたが、
仙石東北ラインの快速は、以前より10分程短縮し1時間を切りました。
仙石線の全線復旧については、以前の記事をご参照下さい。
> JR仙石線 高台移転した東名駅・野蒜駅

仙台駅に停車中の、仙石東北ラインの列車「HB-E210系」。
仙台から石巻へ向かうには、仙石線の地下ホームから電車に乗るのが
一般的ですが、仙石東北ラインの列車は東北本線の地上ホームから
乗車します。
これは、仙石東北ラインの列車が、仙台から松島付近までは「東北本線」
を走り、松島付近から「仙石線」に入って石巻に向かうからです。

路線図を見ると、仙石線(青色)の駅が多いのに比べ、並行する東北本線
(緑色)駅は少ない事が分かります。
宮城電気鉄道という私鉄を買収した仙石線と、長距離を高速で結ぶ目的で
作られた東北本線を比べると、早く列車を走らせるには東北本線の方が
圧倒的に有利なのです。
仙台~石巻の半分を、より早く走れる東北本線にした事で、約10分の時間
短縮が実現できたのです。
東北本線と仙石線は、数箇所で接近して並走する場所があります。
接近した二つの路線の間に、約300mの「接続線」を新たに建設し、列車が
行き来できる様にしました(上記地図)。
この接続線を利用して、仙石線から東北本線に入り、仙台~石巻間を結ぶ
列車(運転系統)が、仙石東北ラインです。
その様な事で、仙石東北ラインは、仙台~石巻間を東北本線経由で走る列車
の「愛称」と言う事になります。
これは、首都圏のJRで運行されている「湘南新宿ライン」、「上野東京ライン」と
同じで、複数の路線にまたがる運転系統を一本の路線として案内しているのです。
~~~
それでは、仙石線と東北本線を結んでいる「接続線」を、仙石東北ラインの列車が
通過する様子をご紹介致します。

日本三景「松島」を代表する観光スポットの一つである「瑞巌寺」裏側に、接続線が
あります。
手前2本の線路が「東北本線」で、緑色ラインの電車が走っています。
この東北本線を跨いで左側に伸びる線路が、仙石線につながる「接続線」です。

線路が隠れていて見えませんが、すぐ奥側を「仙石線」が並走しています。
青色ラインの電車が仙石線です。

石巻から、仙石線の高城町駅を出発した「仙石東北ライン」の列車が来ました。

列車は、ポイントを曲がって「接続線」に入って行きます。
写真をよく見ると、仙石線には電線がありますが、接続線には電線がありません。
仙石東北ラインの車両は、実は電車ではなく気動車(ディーゼルカー)なんです。
これは、仙石線の電気が直流1,500Vに対して、東北本線の電気が交流20,000Vと
異なり電線を繋げる事が出来ないので、両線に跨がる接続線は非電化(電線無し)
となっている為です。

接続線を進む、仙石東北ラインのHB-E210系列車。
車体に「HYBRID(ハイブリッド)」と書かれていのが分かりますでしょうか?
仙石東北ラインの「列車」は、電車ではなくディーゼルエンジンで走る気動車と
書きましたが、蓄電池の電気とディーゼルエンジンで発電した電気を併用して
モーターを動かして走るハイブリッドカーなのです!
車は、トヨタのプリウスをはじめハイブリッドカーが普及して皆さんご存知だと
思いますが、鉄道でもハイブリッドカーが走り始めているのです\(^o^)/

列車は、接続線で一度停車し、東北本線へ進入します。
(何らかの安全確認が行われていると思われます・・・)

列車が東北本線に入りました。

仙台に向けて、走り去って行きました。。。

逆に、仙台から来た仙石東北ラインの列車は、車体をヘビの様にくねらせて・・・
東北本線上り線の線路を跨いで接続線へ入って行きます。
!仙石東北ラインの注意!
1.仙石東北ラインの列車は、すべて快速です。
2.仙石線の仙台(あおば通)~高城町間の快速は無くなり、すべて普通電車と
なりました。
3.仙石東北ラインは、観光に便利な「松島海岸駅」と「本塩釜駅」は通らないので
停車もできません><仙石線の普通電車を利用する事になります。
【追記】仙石東北ラインの列車が、女川まで乗り入れ決定
2016年2月5日(金)。仙台~石巻を結ぶ仙石東北ラインの列車の一部を、2016年
夏からの予定で、石巻の先の女川まで乗り入れる事が発表されました。
石巻から非電化の石巻線に乗り入れるのですが、気動車(ハイブリッド)の車両を使って
いる仙石東北ラインだからこそできる延長運転ですね。
石巻線の女川駅については、過去記事をご参照下さい。
> JR石巻線・女川駅~新築で復活を果たした終着駅
ドライブとは全く関係無い、ただの自己満足記事となった事を、お詫び致します^^;
苦労して撮った電車の写真をUPしたかっただけなんです・・・スミマセンm(_ _)m
しかも、2月にして今年最初の記事とは・・・重ねて反省致します。。。
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