仙石東北ライン 仙台~石巻を結ぶJRの新快速ルート

昨年2015年5月30日、全線の運転を再開したJR仙石線
同じ日に、仙台~石巻を快速で結ぶ、仙石東北ラインが開業しました。
仙台~石巻間の電車は、東日本大震災前は仙石線の快速が最速でしたが、
仙石東北ラインの快速は、以前より10分程短縮し1時間を切りました。

 仙石線の全線復旧については、以前の記事をご参照下さい。
 > JR仙石線 高台移転した東名駅・野蒜駅

仙石東北ライン1仙台駅

仙台駅に停車中の、仙石東北ラインの列車「HB-E210系」。
仙台から石巻へ向かうには、仙石線の地下ホームから電車に乗るのが
一般的ですが、仙石東北ラインの列車は東北本線の地上ホームから
乗車します。
これは、仙石東北ラインの列車が、仙台から松島付近までは「東北本線」
を走り、松島付近から「仙石線」に入って石巻に向かうからです。

仙石東北ライン2路線図

路線図を見ると、仙石線(青色)の駅が多いのに比べ、並行する東北本線
(緑色)駅は少ない事が分かります。
宮城電気鉄道という私鉄を買収した仙石線と、長距離を高速で結ぶ目的で
作られた東北本線を比べると、早く列車を走らせるには東北本線の方が
圧倒的に有利なのです。
仙台~石巻の半分を、より早く走れる東北本線にした事で、約10分の時間
短縮が実現できたのです。



東北本線と仙石線は、数箇所で接近して並走する場所があります。
接近した二つの路線の間に、約300mの「接続線」を新たに建設し、列車が
行き来できる様にしました(上記地図)。
この接続線を利用して、仙石線から東北本線に入り、仙台~石巻間を結ぶ
列車(運転系統)が、仙石東北ラインです。

その様な事で、仙石東北ラインは、仙台~石巻間を東北本線経由で走る列車
の「愛称」と言う事になります。
これは、首都圏のJRで運行されている「湘南新宿ライン」、「上野東京ライン」と
同じで、複数の路線にまたがる運転系統を一本の路線として案内しているのです。

~~~

それでは、仙石線と東北本線を結んでいる「接続線」を、仙石東北ラインの列車が
通過する様子をご紹介致します。

仙石東北ライン3

日本三景「松島」を代表する観光スポットの一つである「瑞巌寺」裏側に、接続線が
あります。
手前2本の線路が「東北本線」で、緑色ラインの電車が走っています。
この東北本線を跨いで左側に伸びる線路が、仙石線につながる「接続線」です。

仙石東北ライン4

線路が隠れていて見えませんが、すぐ奥側を「仙石線」が並走しています。
青色ラインの電車が仙石線です。

仙石東北ライン5

石巻から、仙石線の高城町駅を出発した「仙石東北ライン」の列車が来ました。

仙石東北ライン6

列車は、ポイントを曲がって「接続線」に入って行きます。
写真をよく見ると、仙石線には電線がありますが、接続線には電線がありません。
仙石東北ラインの車両は、実は電車ではなく気動車(ディーゼルカー)なんです。
これは、仙石線の電気が直流1,500Vに対して、東北本線の電気が交流20,000Vと
異なり電線を繋げる事が出来ないので、両線に跨がる接続線は非電化(電線無し)
となっている為です。

仙石東北ライン7

接続線を進む、仙石東北ラインのHB-E210系列車。
車体に「HYBRID(ハイブリッド)」と書かれていのが分かりますでしょうか?
仙石東北ラインの「列車」は、電車ではなくディーゼルエンジンで走る気動車と
書きましたが、蓄電池の電気とディーゼルエンジンで発電した電気を併用して
モーターを動かして走るハイブリッドカーなのです!
車は、トヨタのプリウスをはじめハイブリッドカーが普及して皆さんご存知だと
思いますが、鉄道でもハイブリッドカーが走り始めているのです\(^o^)/

仙石東北ライン8

列車は、接続線で一度停車し、東北本線へ進入します。
(何らかの安全確認が行われていると思われます・・・)

仙石東北ライン9

列車が東北本線に入りました。

仙石東北ライン10

仙台に向けて、走り去って行きました。。。

仙石東北ライン11

逆に、仙台から来た仙石東北ラインの列車は、車体をヘビの様にくねらせて・・・
東北本線上り線の線路を跨いで接続線へ入って行きます。

!仙石東北ラインの注意!
 1.仙石東北ラインの列車は、すべて快速です。
 2.仙石線の仙台(あおば通)~高城町間の快速は無くなり、すべて普通電車と
   なりました。
 3.仙石東北ラインは、観光に便利な「松島海岸駅」と「本塩釜駅」は通らないので
   停車もできません><仙石線の普通電車を利用する事になります。

【追記】仙石東北ラインの列車が、女川まで乗り入れ決定
2016年2月5日(金)。仙台~石巻を結ぶ仙石東北ラインの列車の一部を、2016年
夏からの予定で、石巻の先の女川まで乗り入れる事が発表されました。
石巻から非電化の石巻線に乗り入れるのですが、気動車(ハイブリッド)の車両を使って
いる仙石東北ラインだからこそできる延長運転ですね。

石巻線の女川駅については、過去記事をご参照下さい。
> JR石巻線・女川駅~新築で復活を果たした終着駅


ドライブとは全く関係無い、ただの自己満足記事となった事を、お詫び致します^^;
苦労して撮った電車の写真をUPしたかっただけなんです・・・スミマセンm(_ _)m
しかも、2月にして今年最初の記事とは・・・重ねて反省致します。。。


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南会津・水引集落~山奥にひっそり残る茅葺き屋根の集落

福島県南会津町(旧舘岩村)。国道から外れた山奥に、茅葺き屋根の家々が
ひっそりと残る場所、水引集落があります。

水引集落1

以前、茅葺き屋根の集落である「前沢曲屋集落」をご紹介致しましたが、
> 前沢曲屋集落・南会津~昔懐かしい故郷の風景が残っていました

同じ南会津町(旧舘岩村)内にありながら、水引集落は観光的な宣伝や活動は
無く、地図を見ても小さく集落名が載っているだけ。純粋な普通の集落です。
ですので、ほとんど観光客も訪れず、ゆったりのんびり茅葺き屋根の集落を
散策する事ができる穴場スポットです。

水引集落2集落入口の橋

小川を跨ぐ小さな橋を渡ると、水引集落に入ります。
木々の間から、茅葺き屋根が見えます。

水引集落3山神社と水引の清水

橋から上流側を見ると、「山神社」と「水引の清水」が見えます。

水引集落4水引の清水案内板

「水引の清水」の案内板。

水引集落5水引の清水

小川の傍らに湧く「水引の清水」。とっても綺麗で冷たい湧き水です。
コップも何気なく置いてある通り、もちろん飲用できます。
昔から、山神社の御手洗・生活用水として大切にされている様子が伺えます。

水引集落6

橋を渡って集落内に入ると、メイン通りの県道沿いに、茅葺き屋根の家が並んで
います。とてものどかな集落です。
手前に白い案内板が見えますが、観光的な施設?はこれだけです^^;

水引集落7案内板

水引集落の案内板です(クリックで拡大)。
水引は20世帯程の集落の様ですが、茅葺き屋根の家は7軒残っています。
(案内板で、茶色で表現された建物が茅葺き屋根です)。

水引集落8

県道沿いに並ぶ茅葺き屋根の家々。
普通に住人が生活している家ですので、敷地や建物には入れません。
冬には、2mもの雪が積もるそうです。

水引集落9散策順路案内板

何げに「散策順路」の案内板が。行ってみます。

水引集落10散策順路そば畑

集落の東側に広がる農地に出ました。
暑い盛りのお盆に行ったのですが、初秋に咲く蕎麦の花で畑が真っ白です。
赤とんぼも飛んでいて、標高約800mの水引集落は秋の装いでした。
山々が迫る農地はとってものどかで、歩いているだけで普段のせわしい生活の
疲れが癒される様です。

水引集落11散策順路からの風景

散策順路の農地から、茅葺き屋根の家が並んでいる様子を見る事ができます。
要所に「散策順路」の看板があるので、迷わずに散策できます。

道路からですと、他の色々な建物で、複数の茅葺き屋根の家を見渡す事は出来
ないので、この散策順路からの眺めがベストビューとなります。


水引集落は、大内宿や前沢曲家集落のように「重要伝統的建造物群保存地区」に
指定されていません。
住人は改築等を自由に行えますが、国や自治体から茅葺き屋根を維持する補助は
ありません。茅葺屋根の葺き替えは費用も手間も大変なので、新しい家に建て替える
人が多くなり、茅葺き屋根の戸数は減っています。残っている建物も作業小屋としたり
放置されたり、様々です。

それでも7軒も茅葺き屋根の家が残っているのは、明治29年の大火で全焼した後に
一斉に建て直されたので、茅葺き屋根の建物としては比較的古くない状態だからと
言われています。

危機的な状況となっていた茅葺き屋根の維持管理ですが、外部団体の支援等を受け、
定期的に葺き替えを行える様になったそうです。

~~~

水引集落は、前述した通り観光地として案内されていない普通の集落です。
ですので、道路には行き先案内の看板は一つも無く分かりづらいので、行き方を解説
致します。

日光と会津を南北に貫く国道121号線から、国道352号線に入り、尾瀬・檜枝岐方面
へ向かいます。

水引集落12国道352号線

舘岩総合支所、舘岩郵便局のある信号交差点より、県道350号線に入り、田代山・
湯の花温泉方面へ向かいます。
(前沢曲家集落の2km手前の位置です)

水引集落13県道350号線

県道350号線を、田代山方面へ進みます。

水引集落14県道350号線湯の花温泉

湯の花温泉を通過します。

水引集落15県道350号線道幅減少

湯の花温泉を過ぎた先で、道幅が狭くなりますが・・・怯まずに進みます。

水引集落16水引バス停跡

橋の手前で県道が急カーブし、ちょっとした駐車場の様なスペースが出現します。
ここが水引集落の入口です。
何も看板はありませんので注意!ちなみに自分は見事に通り過ぎました(汗)

駐車場の様なスペースは、廃止されたスクールバスの転回所の様ですが、他に
駐車できる所は無いので、ここに駐車する様です。
急カーブの所にある家に「とちもち」と書かれたのぼりがあり、飲食ができる様で
すが、その他に店舗はありません。自販機もありません。

後で知ったのですが、茅葺き屋根の家の一軒が民宿をやっている様です。
  かやぶき民宿:離騒館(りそうかん)
  福島県南会津郡南会津町水引469 Tel&Fax:0241-78-2338
  > 茅葺き曲家集落の宿 かやぶき民宿「離騒館」

南会津の山奥に、ひっそりと残る茅葺屋根の集落が水引集落です。
観光化される事無く、住人が普通に暮らす小さな集落。深い山々に阻まれる
かの様に、昔のままの風景が奇跡的に残っている場所です。
大内宿や前沢曲家集落の様な規模も統一感のある美しさもありませんが、
素朴で静かで懐かしい風景が残る水引集落は、とても落ち着いて異心地の
良い、素晴らしい所でした。

> 南会津町観光物産協会 水引集落




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ドライブできる様になりたいなぁぁぁ^^;

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