
小坂鉄道レールパーク 鉄道博物館になった旧小坂駅
|Posted:2016/11/03 02:58|Category : 秋田県 鉄道駅|
十和田湖にも面する秋田県小坂町は、鉱山で栄えた町でもあります。
大量の鉱物を輸送する為に、小坂から大館(奥羽本線)まで鉄道が開通
します(明治41年)。翌年には旅客営業も始まりました。
やがて鉱山資源が枯渇し閉山すると、小坂鉄道も廃止に(平成21年)。
廃線となった旧小坂駅を、観光スポットとして再整備し活性化を図るべく
オープンしたのが「小坂鉄道レールパーク」です。

白く塗られた壁が小奇麗ですが、旅客営業が始まった明治42年に建て
られた旧小坂駅(国登録有形文化財)です。
木板の壁、木枠の戸、裸電球。。。明らかに現在の建築物ではありません。
この懐かしい駅舎が、小坂鉄道レールパークの入口となります。

駅舎内も明治レトロな空間で、どこか落ち着く雰囲気です。
元は切符売場だった正面の窓口で入園料を払って入場します。
窓口の上には、黒板に手書きされた時刻表や運賃表があり、昭和時代を
再現しています。

駅舎からホームへ出ると、線路が何本も並んだ広い構内を見渡せます。
最盛期には、ここを埋め尽くすほど貨車が並んで賑わった事でしょう。
賑わった頃を想像して、活気に満ちた昭和を感じるのが、遺構の美味しい
味わい方です(笑)

線路側から見た、駅舎とホーム。
切妻の三角屋根が特徴の、落ち着いた佇まいの駅舎です。

ホームの奥には、大正15年に導入された11号蒸気機関車と、大正5年に
一般客車として製造された後に、改造されて貴賓客車となったハ1貴賓客車。
大正10年に、秩父宮・高松宮両殿下が乗車されています。
両方ともに、県有形文化財に指定されています。

駅舎の向かい側には、昭和37年に建築された機関車庫が建っています。
車両を整備する工場の役割も担っていました(国登録有形文化財)。

体育館の様に広い機関車庫の中には、小坂鉄道で主力だった機関車がいます。
左側の機関車は、岡山県の片上鉄道から昭和53年に移ってきたDD13機関車。
右側の赤い機関車が、主力であったDD130機関車で、昭和42~43年にかけて
3両が新造されました。
尚、DD130機関車は体験運転ができます(要予約)。

機関車の横には、予備のエンジンや部品、線路施設等が展示されています。
写真はエンジン内のピストンで、右側が自動車のもので、左側が機関車のもの。
その違いすぎる大きさから、機関車のエンジンがいかに大きくてパワーがあるか
ご想像頂けるのではないでしょうか。

これは見覚えのある方もいらっしゃると思います。。。エボルタ電池電車。
乾電池のテレビCMで「乾電池で電車は走るか?!」で登場したあの電車です。
今では、秋田の山奥の車庫でひっそりと暮らしております(笑)

機関車庫内には、当時の運行管理室を模した資料展示室もあります。
ダイヤル式の黒電話とか、懐かしいモノもあります。

気軽に体験できるアクティビティもあります。
写真手前がレールバイク。1~4名乗りで、自転車の様にペダルを漕いで走ります。
写真奥が観光トロッコ。黄色い保線用モーターカーでオープンなトロッコ車両を引っ
張ります。

そして、今一番注目されているのが、2015年に登場したブルートレインです!
上野~秋田・青森を走っていた「寝台特急あけぼの」の寝台車両が4両あります。
昼は展示車両として(B寝台車は車内も見学できます)、夜は列車ホテルとなって
宿泊できるのですっ!
この、ブルートレインの宿泊記を次回UPしたいと思っています。
ちなみに、「たびねす」では記事をすでに書いておりました^^;よろしければどうぞ。
>列車ホテル「ブルートレインあけぼの」で夜汽車の旅情を満喫!秋田・小坂鉄道レールパーク
小坂鉄道レールパークの詳細につきましては、以下の公式サイトをどうぞ。
>小坂駅構内まるごとミュージアム 小坂鉄道レールパーク
小坂鉄道の現役時代が記録された本です。


大量の鉱物を輸送する為に、小坂から大館(奥羽本線)まで鉄道が開通
します(明治41年)。翌年には旅客営業も始まりました。
やがて鉱山資源が枯渇し閉山すると、小坂鉄道も廃止に(平成21年)。
廃線となった旧小坂駅を、観光スポットとして再整備し活性化を図るべく
オープンしたのが「小坂鉄道レールパーク」です。

白く塗られた壁が小奇麗ですが、旅客営業が始まった明治42年に建て
られた旧小坂駅(国登録有形文化財)です。
木板の壁、木枠の戸、裸電球。。。明らかに現在の建築物ではありません。
この懐かしい駅舎が、小坂鉄道レールパークの入口となります。

駅舎内も明治レトロな空間で、どこか落ち着く雰囲気です。
元は切符売場だった正面の窓口で入園料を払って入場します。
窓口の上には、黒板に手書きされた時刻表や運賃表があり、昭和時代を
再現しています。

駅舎からホームへ出ると、線路が何本も並んだ広い構内を見渡せます。
最盛期には、ここを埋め尽くすほど貨車が並んで賑わった事でしょう。
賑わった頃を想像して、活気に満ちた昭和を感じるのが、遺構の美味しい
味わい方です(笑)

線路側から見た、駅舎とホーム。
切妻の三角屋根が特徴の、落ち着いた佇まいの駅舎です。

ホームの奥には、大正15年に導入された11号蒸気機関車と、大正5年に
一般客車として製造された後に、改造されて貴賓客車となったハ1貴賓客車。
大正10年に、秩父宮・高松宮両殿下が乗車されています。
両方ともに、県有形文化財に指定されています。

駅舎の向かい側には、昭和37年に建築された機関車庫が建っています。
車両を整備する工場の役割も担っていました(国登録有形文化財)。

体育館の様に広い機関車庫の中には、小坂鉄道で主力だった機関車がいます。
左側の機関車は、岡山県の片上鉄道から昭和53年に移ってきたDD13機関車。
右側の赤い機関車が、主力であったDD130機関車で、昭和42~43年にかけて
3両が新造されました。
尚、DD130機関車は体験運転ができます(要予約)。

機関車の横には、予備のエンジンや部品、線路施設等が展示されています。
写真はエンジン内のピストンで、右側が自動車のもので、左側が機関車のもの。
その違いすぎる大きさから、機関車のエンジンがいかに大きくてパワーがあるか
ご想像頂けるのではないでしょうか。

これは見覚えのある方もいらっしゃると思います。。。エボルタ電池電車。
乾電池のテレビCMで「乾電池で電車は走るか?!」で登場したあの電車です。
今では、秋田の山奥の車庫でひっそりと暮らしております(笑)

機関車庫内には、当時の運行管理室を模した資料展示室もあります。
ダイヤル式の黒電話とか、懐かしいモノもあります。

気軽に体験できるアクティビティもあります。
写真手前がレールバイク。1~4名乗りで、自転車の様にペダルを漕いで走ります。
写真奥が観光トロッコ。黄色い保線用モーターカーでオープンなトロッコ車両を引っ
張ります。

そして、今一番注目されているのが、2015年に登場したブルートレインです!
上野~秋田・青森を走っていた「寝台特急あけぼの」の寝台車両が4両あります。
昼は展示車両として(B寝台車は車内も見学できます)、夜は列車ホテルとなって
宿泊できるのですっ!
この、ブルートレインの宿泊記を次回UPしたいと思っています。
ちなみに、「たびねす」では記事をすでに書いておりました^^;よろしければどうぞ。
>列車ホテル「ブルートレインあけぼの」で夜汽車の旅情を満喫!秋田・小坂鉄道レールパーク
小坂鉄道レールパークの詳細につきましては、以下の公式サイトをどうぞ。
>小坂駅構内まるごとミュージアム 小坂鉄道レールパーク
小坂鉄道の現役時代が記録された本です。


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